副作用の対処法 - MSゲートウェイ

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副作用の対処法

監修: 東北大学医学系研究科 多発性硬化症治療学講座
      教授 藤原 一男


副作用とその対処法について

ベタフェロンは在宅でのMS治療を可能にした初めての薬剤で、再発を少なくしたり、再発の重症度を低下させたり、症状の進行を抑制すること※1)を目的として行う治療法です。免疫系を調整して、中枢神経系でMSの炎症がおこるのを阻止するように働きます。

 

ベタフェロンは2日に1回、ご自身で皮下に注射をしていただく在宅自己皮下注射製剤です。1日おきの注射は患者様の負担をともないますが、副作用への対処法を知り、うまく日常生活に取り入れることができるとその負担を軽減させることができます。

 

参考文献:
※1)The INFB Multiple Sclerosis Study Group: Neurology43:655-661(1993)


ベタフェロンをはじめられる際には

ベタフェロンは外来に通院しながらはじめることも可能ですが、正確な注射手技の習得や副作用の対処などの理由から、短期間の教育入院がすすめられています。インターフェロンベータ療法の投与初期にみられる風邪にかかったときのような症状(発熱、悪寒、倦怠感、関節痛など)の感冒様症状などの副作用に対して早期に適切な対応が行え、患者様やご家族が安心感を得ることができるからです。

 

 

また主治医や看護師から副作用の対処法を学ぶことができ、治療への不安を取り除くことができます。導入初期から患者様ご自身が比較的よくみられる副作用をあらかじめ知っていること、またその対処法について理解していることで副作用への不要な不安を軽減することができます。

 

このページでは副作用の対処法について、ご紹介いたします。なお、ご紹介している副作用の対処法は海外の使用経験からも引用されています。ご自身の参考とされる際には、主治医もしくは薬剤師にご相談ください。


在宅での治療について

ベタフェロンは在宅での治療が可能です。ベタフェロンをはじめられる際には、治療の効果、副作用とその対処法について正しく理解することが大切です。そのため前述したように通院されている医療機関で医療従事者から自己注射の手技について指導を受けることできます。その際には自宅で自己注射をすることを具体的にイメージしながら(自己注射する場所、時間帯など)、自己注射の指導を受けるようにするとうまく日常生活に取り入れることに役立ちます。


発熱などの副作用をコントロールする目的で就寝前の注射が勧められていますが、ご自身の1日の過ごし方から無理なく注射できる時間帯を選択するようにしてください。